テレビ取材を受けた「4月の会」が終わりました!

イベントレポ

いつのまにか桜も散り、あちこちでチューリップが盛んに咲き出した新潟。そんな春まっ盛りの4/21、「天良文庫〜はる・うらら〜4月の会」を開きました。

今回は、なんとNST(新潟総合テレビ)さんが天良文庫を取材してくださるということで、撮影担当の方(実は数年前、我が家に取材で来てくださったことのある知り合いのTさんでした!)がオープン前からいらっしゃり、じっくり丁寧に撮影いただきました。いつもと違う雰囲気に多少緊張気味だった文庫メンバーたちもすぐにカメラに慣れ、いつも通りの姿を見せてくれました。

【追記】NST テレビ放送時間が決まりました!5/7(火)18:09〜「Newsタッチ」の中の「にいがた夢つうしん」にて、18:15過ぎ頃放送予定 です。タイミングが合えば、新潟のみなさん、ぜひご覧ください!

最初は詩の時間からスタート。今回はいつもの朗読に加え、その詩が合唱曲にアレンジされたものがあったので、それをCDで流して耳でも味わいました。同じ詩のことばでも、音楽になることで全然違ったものになり、その違いや面白さを子ども達にも感じてもらえたら…という意図でやってみました。

選んだ詩は、「なみだ のち にじ」(『のはらうたⅴ』収録)。

この詩、私は気持ちが前向きになる、すてきな詩だなと思います。工藤直子さんの『のはらうた』シリーズ一番最後となる詩集から選びましたが、詩の候補を探すのと時を同じくして、合唱部の娘がいるので、中高生の合唱コンクールなどで、よく工藤直子さんの詩に曲をつけたものがあるなと気がつきました。それで『のはらうた』も、作曲家の三宅悠太さんがいくつかの詩を合唱曲にしてリリースされていることを知り、YouTube音源から気になる曲を4つピックアップ。どれも良かったのですが、何度か聴くうち「なみだ のち にじ」が一番劇的で、ことばも展開もわかりやすく、音楽としてもたっぷりと味わえると感じたので、最終的にこれに決めました。

詩を読んだ後に、音楽を子ども達と聴いてみると・・・予想は的中!子ども達、読む詩だけでは感じられない、ことば、詩の世界をより深く広く味わえたようでした。曲を聴き終えた後、さっそく感想を聞いてみたら、今までになく手をあげて感想を言ってくれたのでとても嬉しかったです!「すこし怖かった」という男の子、「きれいだった」「おもしろかった」という女の子、「晴れた日に聞くと、なんかほっとする」と元々この曲を知っていた息子も感想を言ってくれました。これを機にいろんな詩の味わい方を試してみたいなと思いました。

続いて、いつもなら読み聞かせですが、今回は取材の目玉でもあった「ぴよぴよ文庫」さんの絵本をダンボール箱から出し、子ども達の手で本棚に並べるという〝絵本並べワークショップ〟をやりました。これからいっぱい活躍してくれるだろう1000冊を超える絵本たち。それを自分の手で並べることで、こんなにあるんだとか、この絵本面白そう、読んでもらいたいなどと、子ども達自ら絵本に意識を向けてもらえたらと思ったので、このようなワークショップを思いつきました。

実はこのワークショップ、「ぴよぴよ文庫」があった牡丹山幼稚園の元園長・樋口泰子先生にもご参加をいただいておりました! 数日前に撮影が入るということが決まり、樋口先生に取材の件でご連絡すると、急きょ4月の会当日に天良文庫に来てくださることになったのです!先生には天良文庫での子ども達の様子を見ながら、まさに現場で絵本たちの行末に思いを馳せていただき、インタビューにお応えいただきました。そして子ども達に差し入れをいただいたり、箱を畳むお手伝いまでしていただきました。樋口先生、本当にありがとうございました!また遊びにいらしてください。

ワークショップは意外や意外、子ども達はかなりなハイペースで絵本を本棚にしまう作業をやってくれました。もちろん数人の大人(ママさん方)のお手伝いはいただいたものの積極的に「次はどの棚やる?」と私のところに来てくれる子が多く、ものの1時間もかからず絵本はきれいさっぱり元々使われていた本棚に収まってくれました。子ども達、ありがとう!!そして大事なのはここから!絵本をしまう途中で手に取ったものの中から「この本読んでほしい」という絵本を一人一冊ずつ選んでもらうようにしました。4月の会ではくじ引きをして当たった3人のリクエストに応えて絵本を読むことに!

そうして決まったのが、『ゆうびんやさんのホネホネさん』『あした えんそくだから』『10ぴきのかえるのふゆごもり』の3冊。

読む練習もせずぶつけ本番で絵本を読むのは初めてだったので、少し緊張しましたが、それもいい経験になりました。いつもより私も子ども達と同じ気持ち、同じタイミングで絵本の中へ入っていけたような気がして、その場の一体感がなんとも言えず良かった!他の子どもたちのリクエスト絵本は5月以降順次読んでいきますね。

読み聞かせが終わると今度は、オーブン粘土あそびです!子ども達、粘土いじりが好きな子が多いのでしょうか、夢中で粘土を好きな型で抜いたり、竹串で顔や模様をつけたりを楽しんでいました。オーブン粘土はその名の通り、オーブンで焼き固めることのできる粘土。固まると焼き物のようになり、コート剤を使えば、さらに強く仕上がります。今日はオーブンに入れる前の成形までの工程をやりました。

最終的にはいくつか作ったうちの一つをブローチに仕上げる予定。次回はアクリル絵の具で色塗りです。ネタバラシになりますが(もうメンバーの親御さんには伝え済み)、母の日(5/12)が近いので、ブローチをお母さんにプレゼントしようという企画です!

4/25現在、我が家のオーブンで各々170℃、30〜40分程度焼き、いい感じで次の色塗り工程を待っている状態です。次回もどうぞお楽しみに〜♪

こうして無事、4月の会も終えられてホッとしています。4/18が天良の誕生日だったので、「天良くんに!」とお供え物をくださった方もいらっしゃり、ありがとうございました。天良と出会えて2年という節目の日には、家族みなでケーキを食べ、天良と過ごした時間に想いを馳せました。

「ぴよぴよ文庫」in 天良文庫 もきっと天良が巡り合わせてくれたのでしょう。そのことに感謝して、また日々の歩みを進めていきたいと思います。

<おまけのはなし>

天良文庫の前日、3月の会の時にみんなで描いた「みんなの木」の布絵を1階和室の壁に展示しました!私、夫、娘の三人がかりでやっていたその作業中、息子が面白い写真を撮影してましたのでおまけに。三人とも同じ姿勢(笑)↓

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