10/13(日)「夜空の幻燈会」開催!!満員御礼!

お知らせ
夜空の幻燈会

天良文庫を始めて早いもので1年半。「次回の天良文庫では何読もうかな、何しようかな」と考えるのが日課になりました。おかげさまで毎日、ぼーっとしていられず頭と体はフル回転!文字通り、生かしてもらっているなと実感します。

昨年「天良を憶う会」を次男・天良の命日に行ったことを覚えていらっしゃる方も多いかと思います。文庫メンバーはじめ、お世話になった保育園のみなさま、同僚やご近所、天良のことを知ってくださる方々からたくさんの優しさと心遣いをいただき、ただ寂しいだけではない、大切な人との時間を愛おしく思えるような、そんな1年目の命日を迎えることができました。本当にありがとうございます。

そして、あれからもうすぐ1年。10/14の命日がやってきます。天良文庫ではこの日を大切な日として、何か催しものをやろうと決めています。3回忌を迎える今年は、天良が空へと旅立った13日の夜、その夜空の下で幻燈会(スライドを映し出して物語を楽しむ会)を開催したいと思います。

題して「天良文庫 presents 夜空の幻燈会」です。まさに⬆️こんなイメージ

まずは幻燈会の概要(チラシのjpg、以下にテキストも)をお知らせします。その後(長くなりますが)企画への思いを記させていただきます。

「天良文庫 presents 夜空の幻燈会」

【日時】2024年10月13日(日)18:30 open 19:00〜19:30 上映会 20:00頃 終了予定

【会場】Bond新潟市東区津島屋6-109-1) Instagram @bond_by_ytk

【内容】(屋外:Bond…駐車場 ※雨天の場合は店内に変更)『雨ニモマケズ』『やまなし』(作 宮沢賢治 画 小林敏也)スライド上映&朗読

(店内にて)小林敏也「画本 宮沢賢治シリーズ」 上記作品より5点原画展示

小林敏也 画本・関連本・ゑはがきセット、関連グッズ(煤孫こけし、文庫応援)の販売

Bondカフェ(飲み物・軽食テイクアウト)

ピアノ演奏(桾沢直)

【参加費】 大人 1,000円 / 子ども(4歳〜高校生まで)500円 

当日会場受付にてお支払いください。紙の「しおり」をチケットとしてお渡しします。

赤ちゃん連れ、ご家族でのご参加大歓迎です!!

【参加方法】Googleフォームよりお申し込みください。(10/6頃まで受付)

※10/10 現在、満員御礼となりました。ありがとうございます!

〜ご来場にあたってのお願い〜

○屋外のため、敷物や椅子、防寒着など各自お持ちください。 ○床にお座りになれない方にはお店の椅子の用意もございます。 ○上映中の写真動画撮影は遠慮ください。後ほど撮影タイムあり ○トイレはBond…店内にあり、お子様のおむつ替えもできます。 ○当日会場にてアンケートとカンパのご協力をお願いいたします。

〜駐車場についてのご案内〜

【お問い合わせ】メール sorabunko.niigata★gmail.com(★を@にご変更ください) TEL 080-4051-1211 (グミザワ)

【主催】天良文庫、「夜空の幻燈会」実行委員会

【Special Thanks to】小林敏也様、渡邊純子様、家族のみんな 

【協力】Bond… 吉川理恵様、(有)吉川鉄工所、北書店 佐藤雄一様、(株)ミューズ・コーポレーション 木戸敦子様、(株)オークス、新潟・市民映画館シネ・ウインド 井上経久様、佐藤明子様、石塚千加子様、原田悠歩様、新潟県立大学 坂口淳様、砂丘館 大倉宏様、新潟絵屋 井上美雪様、小林未樹様、天良文庫+こどもサポーターのみんな

〜プロフィール紹介〜

[作] 宮沢 賢治(1896-1933)…岩手県花巻市出身の詩人・童話作家。農学校を卒業後、仏教信仰と農民の生活に根ざした創作活動を行う。代表作に「雨ニモマケズ」「銀河鉄道の夜」など。

[画・スライド作成] 小林 敏也(こばやしとしや)…アナログのイラストレーションとデザインをする。文字と絵、紙と印刷にこだわりながら、東京・青梅市に「山猫あとりゑ」を営む。「画本 宮沢賢治」シリーズ16冊(好学社)と他4冊の賢治本(パロル舎)がある。最新作は、宇根豊の『田んぼの絵本』(農文協)。

[朗読] 渡邊 純子(わたなべじゅんこ)…ストーリーテリング(物語を暗記して語る)をはじめ、長年にわたり新潟市内の小中学校や図書館等で子ども達に「おはなし」を届ける。故郷の仙台で、3.11大震災を体験後、改めて賢治作品の素晴らしさに感じ入り、精力的にその魅力を語り継ぐ活動を行う。

[企画・スライド操作] 桾沢 厚子(ぐみざわあつこ)…東京生まれ、新潟暮らし13年。幼い頃の町内会の屋外上映会と大学時代の先生の絵本の幻燈会が忘れられず、本企画を立てる。自宅にて天良文庫を2023年より主宰。

〜「夜空の幻燈会」企画にあたって〜

『銀河鉄道の夜』『注文の多い料理店』などで知られる童話作家の宮沢賢治。その作品に魅せられ、数多くの「画本(えほん) 宮沢賢治」シリーズ(計16冊と賢治関連本4冊)を制作してきたデザイナー・イラストレーターの小林敏也氏(東京都青梅市在住)。2012年小林氏の画本を新潟の北書店で初めて目にした時、「良い本(というより「もの」)と出会った」という直感的な感動があり、これは手元に置きたいという気持ちで『やまなし』『土神と狐』の2冊を購入しました。その後も画本と出会うたび買い集め、賢治作品に通底する自然や生き物たち、ひいては宇宙を想うような世界観や宗教的な精神世界が、小林氏のスクラッチと呼ばれる技法を用いた独特の版画絵や文字の配置など見事なエディトリアル・デザインによって「本」の形でいつでも手に取って味わえることが嬉しく、それらは大切な存在になっています。賢治の童話『やまなし』や『雪わたり』に登場する「幻燈」という言葉に触発されたのでしょうか、何年も前から小林氏は「幻燈会」(原画スライド上映+音楽と朗読)という形で賢治作品を発表されていることを知りました。新潟でも『セロ弾きのゴーシュ』を2012年にビュー福島潟で上映されています。

時は巡り2023年、幼い息子の旅立ちをきっかに、「本はせいかつのとも」との考えのもと自宅を開放し、地域の子どもたちに絵本の読み聞かせや創作活動、うた、子どもの本の貸し出しを行なう天良文庫を始めた私は1年余り世話人として家庭文庫の活動をしながら、いつしか東京・小平市で「どんぐりの会」が主催しているような屋外での「幻燈会」を新潟でも味わってみたいという思いを募らせていました。絵本の読み聞かせや朗読、アニメーション映画とは異なり、「画本 宮沢賢治」の世界が本から飛び出し目の前の映像となって立ち現れる。そんな経験は子どもだけでなく、大人にとっても非日常の面白いものになるはず…。本を介して地域の子ども達と触れ合い、心豊かに成長をするようにとの願いを込めて活動をするようになった今だからこそ、このような想像力を拡げてくれる非日常体験をぜひ地域の方とともに共有する機会を創りたいと思い、「夜空の幻燈会」を企画しました。自費かつ自力での開催ですので、多くの方の協力が必要な企画です。ぜひご賛同いただき、ここ新潟で「夜空の幻燈会」を実現できればと思います。(企画・責任者:桾沢厚子)

〜補足〜

*『やまなし』『雨ニモマケズ』の選定理由

企画者の私が小林氏の画本で最初に出会った作品が『やまなし』であったこと。5月と12(11)月の川底のスケッチとして描かれた『やまなし』は、「小さな谷川の底を写した、二枚の青い幻燈です」という印象的な言葉から始まり、「クラムボンはわらったよ」「クラムボンはかぷかぷわらったよ」‥と不思議なフレーズが耳に残るとともに、終始ゆらゆらとした水の中を映しているせいか、小さな蟹の兄弟たちから見た食物連鎖を思わせる現実世界を描いているけれども、どこか創作物語のような幻想的世界観が貫かれています。水に落ちてきた「やまなし」の香りが漂ってきたり、波が青じろい焔や金剛石(ダイヤモンド)の粉といった表現で語られたり、自然の描写が繊細かつ味わい深い作品だと思います。劇的でストーリー性のある分かりやすい作品ではないけれど、見るもの聞くものにとって余白があり「夜空の幻燈会」の最初を飾るのにふさわしい作品ではないかと考え選びました。『やまなし』は比較的短い作品のため、もう一つプログラムを追加するため『雨ニモマケズ』を選びました。こちらは小林氏の画本の中でも白黒に数色の特色を加えた木版画の印象が強く、賢治が病床にありながら、ありったけの思いを込めて祈るようにことばを書きつけた黒い手帳や賢治の筆跡を彷彿させるデザインに心吸い寄せられる作品です。童話とは異なる、賢治という人物の生の姿を感じられる「30行のことば」を小林氏の絵とともに味わえたらと思い選定しました。

*「夜空の幻燈会」開催日について

悲しい時も楽しい時も本は私たちの傍らにあって、生活を彩ってくれたり、時にはその中の言葉に救われたり、支えになったりする。本の向こう側には世界があり、私たちのいる〝今ここ〟の時空を自由自在に広げてくれる。生活を共にする良き本は、その人のその後の人生の良き友になるのではないか。そんな本との出会いの場を地域の子どもたちとともにつくり、一緒に成長していきたい−。家庭文庫を始めるにあたり私はそう想い描きました。文庫を始めた直接的なきっかけは次男・天良(生後5ヶ月)の旅立ちでした。10月14日で3回忌を迎えます。2022年の秋、天良が亡くなってから見上げる空はそれまでと違い、天良の存在をより強く感じ、事ある毎に天に向かって言葉を語りかける大切なものになりました。秋の夜空に浮かぶ星は、流星のように旅立った天良を想わずにはいられません。そんな天良のいる世界とのつながりを感じられる夜空の下、宮沢賢治の画本を飛び出したお話の世界を皆と旅したいと思い、「夜空の幻燈会」開催日を息子が旅立った10月13日の夜としました。

*開催場所について

天良文庫があり、お世話になっている方々も多い地元・新潟市東区で候補を探し、以前知人にご紹介いただいた素敵なお店、元工務店の作業場を改装した「Bond…」(「みんなの社員食堂」として親しまれる)さんを開催場所に選びました。晴れていれば屋外の駐車場で、雨の場合は店内で上映会を行います。屋外で音出しするため敷地に接する住人や会社の方にご了承もいただいたうえで「夜空の幻燈会」を開催できればと思います。当日は店内もグッズや書籍の販売、カフェ・交流の場として楽しんでいただけます。なお、駐車場は近隣の会社様(上記地図に掲載)の駐車場を利用させていただきます。

コメント