5月、新潟は清々しいいい季節になりました。木々の葉っぱの緑が眩しく、田んぼにはられた水も稲の苗たちも風に揺れ、あー今年もこれからみんな育っていくのだなと前向きな気持ちになります。さて、次回6月の会のご案内です。

先日、ぴよぴよ文庫の絵本の中から気になる詩集・絵本を見つけました。タイトルは『いちねんせい』。年長の息子はランドセルを買ったばかりで、そろそろ小学校を意識する時期になってきました。早いものだなぁ・・つい先日までよちよち歩きしていたかと思ったら。人生の中で必ずみんなが通る「いちねんせい」。その頃のドキドキした・晴々した気持ちを谷川さんが詩にされたのかなと勝手に想像して手に取りました。表紙絵を見てすぐに、あっ和田誠さんだ!と思いました。新潟市でも2022年夏に「和田誠展」が巡回開催され、天良を抱っこしながら見に行った私は、その全仕事の物量に圧倒され、またその独特のやさしい絵のタッチに親しみも感じていました。表紙絵は何やら魔法使い?のように男の子女の子が空を飛んでいます。このちょっとふぬけた感じ、いいよなぁ。そして息子と寝る前にこの本を読んでいくと、あー、面白い、楽しい!息子より私がハマってしまいました。小学一年生になったぐらいの子どもの視点になって書かれたからなのか、いや、やっぱりそれを大人で詩人の谷川俊太郎さんが書くからだろうか、想像以上に豊かで不思議なことばの世界と出会えます。
「もしも」は私が読んでいて、一番読みやすかった詩。言葉がすんなり入ってきます。息子も面白がっていたので、6月の詩のじかんはこれを読もう!と思います。

『小学一年生』(小学館)という雑誌に連載された詩を集め1987年に発行されたこの『いちねんせい』。私が5歳の時の出版物、まさに今の息子の年齢と同じで、自分がその頃この詩を読んで(もらって)いたらどう感じただろう?今となっては、もうわからない過去の自分の感覚。今、新鮮なうちに子ども達にその今しかない〝ことばの手触り〟を感じてもらいたいなぁ、そう思って読みたいと思います。
6月の絵本は、4月のリクエスト本の続き!リクエストしてくれたメンバーはその絵本の何が気になったんでしょう?想像しながら、私も楽しんで読んでいきたいです。その他一冊だけ、私チョイスを入れました。カタツムリの赤ちゃんがでてくる、写真がきれいですてきな絵本です!近頃、身近にカタツムリと出会える場所はどのくらいあるのだろう?新潟市内、その辺の公園ではカタツムリをあまり見かけない気がします。私は幼稚園か小学生1年生くらいの頃、東京の実家近くの道端の草っ原でカタツムリを見つけ、家に連れ帰ったことがあります。飼おうと決めて折り紙で作った箱に入れ、カタツムリには水が必要だろうと思い、箱に水を入れようとした瞬間、洗面所の排水溝へカタツムリがまっしぐらに落ちてしまいました。あの小さな暗い穴へ入ってしまった瞬間、ものすごい罪悪感を感じたことを今でもはっきり覚えています。親にも言えず黙っていたら、どのくらい時間が経ったのかわかりませんが、その落ちたカタツムリが排水溝をしっかり伝い上り、洗面器に出てきてくれたのです!!その時の感動といったらもう!!ということで、カタツムリをその後飼ったらしいことは覚えているのですが、何を食べさせたのかいつまで飼ったのかは忘却の彼方へ(苦笑)そんな意外と強かったカタツムリ、どんな生態なのかがわかる写真絵本で一緒に子ども達と学んでみたいと思います。
さて、最後は天良文庫こだわりの創作タイム。6月は竹細工で「風車(かざぐるま)」を作ります! 風にやさしく回る・涼しげでシンプルなものを作りたくて、竹製のかざぐるまを思いつきました。
以前大人向けのワークショップなどを企画し、何度もご一緒させていただいたことのある竹細工職人の成田文香さん(新潟市西蒲区在住)を先生にお迎えして、四つ目編みを用いた本格派の風車を作ります!!子どもたちにとっては細かい作業となるため、難しい部分もありますが、大人と一緒に作っていきますので心配いりません。大分・別府の竹工芸訓練校で竹細工を学ばれた成田さん。緻密で丁寧なお仕事をされる職人さんです。今回、材料の竹もご自身で加工(ひご作りや、熱を加えての火曲げも)してくださり、お持ちいただきます。


初めて試作してくださった風車を写真でお送りいただきましたが、仕上がりの綺麗さ・美しさに驚きました!!まさにプロのお仕事!!そんな成田さんと一緒に素敵なかざぐるまをつくりましょう!私も事前に手習いして、編み方を学んでからのぞみたいと思います。どうぞお楽しみに!!
【追記】5/22、久しぶりに竹細工職人の成田さん宅にお邪魔して、「かざぐるま」を事前レクチャーしてもらいました。なんとかマスターできそう!ただ子どもの小さな手で作るにはやはり難しい部分があるので、当日は私もお手伝いしながら挑戦したいと思います。







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