年が明けました。元日に能登半島地震があり、5日の今もまだ安否不明者の方が数百名もおられるという状況に心が痛い、そんな年始を過ごしています。私も新潟市にいて震度5弱という揺れを体感し、2011年当時東京にいて(原発事故もあり)一週間ほど家族で西へ避難した3.11の震災を思い出したり、報道番組やニュース記事を気にしつつ、子ども達と何とも落ち着かない不安な数日を過ごしてきましたが、無事に今生きていることをありがたく思います。
さて、12月は沢山のことがあって天良文庫としては、お腹いっぱい(嬉しいことで)な日々でした。クリスマス会すらまだ振り返れていませんが、次回1/14(日)に開催の「1月の会」のお知らせです。

新年ということで、新たな試みを始めます。毎月1つずつ「詩」を読んでいこうと思います。これは12月初めに訪れた仙台の「まつお文庫」さんの真似事になるのですが、なんだかそれが今の自分、天良文庫に必要な気がしたので、その直感に従ってやってみようということに。
これまで天良文庫をやってきて、子ども達も少しずつ「絵本を読んでくれる、お話が聞ける場所」(そして何かを作ったり、遊んだりできる場所)ということを認識してくれてはいると思うのですが、私の読み聞かせ力が圧倒的に経験不足なため、はたして子ども達に何が伝わっているのか、彼ら彼女らの心に作用しているのか、、、正直あまり見えず一方的にやっているところがあります。
そこで、絵がなく、耳から「ことば」を聞いて何かを感じたりイメージしたり、そういう新たな機会をもつことで子ども達の自由な発想や想像がより引き出せないかな〜と、読む側も試されるのですが、少しハードルをあげて子ども達の反応を見てみたいと思ったのでした。単純に詩の持っている力、詩人のことばって一体どういうものだろう? という興味もあります。
絵がないという点では、昔話やストーリーテリングのように話者がおはなしを覚えて語るという方法もあるのですが、今の私には難しく…挑戦できそうなものとして「詩を読むこと」から始めてみようと。
最初に選んだのは「ぞうさん」の歌詞で有名な詩人、まど・みちおさんの「空」という詩。勤務先の大学図書館にたまたま彼の詩集があり、なんとなくタイトルに惹かれて手にした『宇宙のうた』(かど創房発行、企画・編集は周郷博・門馬正毅)という詩集から選びました。

詩人の目に映る青く澄んだ空。時を超えて、ずっとそこに存在しているような、でもそれは真新しい今しかないような不思議な感覚を覚える目の前の一枚の空。その言葉を受け、私はやはり天良の存在を想います。そう名付けたのが運命だったのか、天良は今も見上げるこの空にいるような、空間や時間の境を超えて、今も昔もこれからもずっと一緒にいるようなそんな気がするのです。ぜひ会の後、子ども達に感想を尋ねてみたいなと思います。
続いて、今回はお正月の伝統あそび「凧」づくりもやります。12月24日、三条市にある須藤凧屋(たこやでなく、いかやと読みます)の六代目、須藤謙一さんに、凧の作り方についてアドバイスをいただきに子ども達を連れて伺いました。六角巻凧という独特の形で知られる三条の凧。毎年6月には新潟県指定無形民俗文化財にも指定されている「三条凧合戦」があります。全くのど素人が上手くあがる凧を作るのは難しいということは重々承知のうえで、子ども達と凧づくりを楽しんでできたらなと思い、伝統の凧づくり職人さんを頼り、忙しい年末に押しかけた形になりました(苦笑)








ありがたいことに、須藤さんのお父様がその形と版木を作られたという「たこの凧(いか!)」を見本にいただきました。インパクト大かつ、とんちが効いていて面白いデザインの凧。まったく同じ素材ではないので、上手くいくかは未知数ですが、この凧をお手本に試行錯誤して、少しでも風に舞いあがる凧を目指したいと思います。たこの絵は私が基本の絵付けをしたものに、絵の具で色をつけてもらうか、一から子どもたちに絵付けしてもらうか、まだまだ考え中。実は大晦日に試作したいくつかをあげてみたものの、なかなか上手にあがりませんでした(やっぱり…泣)ちなみに市販の横骨を入れるタイプのビニール凧はよくあがりました!ギリギリまで試作を重ねたいと思います!!どうぞお楽しみに。


コメント